合理的に考えて好き嫌いで判断する
こんにちは。
あなたは、物事を決めるときに「好き嫌い」で判断するのは良くないと思っていませんか?
「何を当たり前のことを」と思うかもしれません。
私たちは子供の頃から「好き嫌いはダメ」と教えられてきました。
そのせいで、何かを決めるときに感情で選ぶのは良くないと、つい思っています。
でも、本当にそうでしょうか?
確かに会社では意思決定について合理的な説明が求められます。
たとえば、あなたがチームでプロジェクトを進めているとき、どんな選択をするにしても、その理由を論理的に説明する必要があります。
なぜなら、上司や同僚に納得してもらわなければ決裁や協力を得ることができないからですね。
もし「なんとなくこのデザインが好きだからこれにしたい」とだけ言っても、誰も納得してくれませんよね。
数字やデータ、客観的な理由が求められるのです。
ですから、会社では好き嫌いだけで判断するのは難しいでしょう。
自分が責任者ではない場合、論理的な説明が求められるのは仕方がありません。
一方で、あなた自身の人生についてはどうでしょうか。
「周りと同じ」「今までと同じ」といった選択は、コストもかからず、結果が予測しやすいのでリスクも少ないです。
まさに合理的ですよね。
もちろん、その合理的な判断に心から納得していればOKです。
でも、心の奥で「本当はこっちがいいのに」と思っていたのに「合理的に」判断して別の判断をしたとき、その選択の結果は、本当に満足ものだったでしょうか?
あなたの人生は、あなたが最高責任者です。
誰かに説明する必要もありません。
たとえば、転職を考えるとき、「この仕事が好きだから」「この環境が嫌いだから」といった理由で決めてもその結果に責任を負うのは自分なので自分が納得できれば良いんです。
とはいえ、自分の人生でも、合理的な思考は大切です。
なぜなら、どんな選択にも必ず結果が伴うからです。
好きな仕事に転職するとしても、その先の生活やキャリアの見通しを考える必要があります。
想定されるリスクがあれば、それには備えておくためです。
だから、合理的に「この選択をしたら、どんな結果になるか」を予測することは欠かせません。
判断の理由が「好きだから」「嫌いだから」でOKだとしても、その先に何が起こるかを考えるのは、自分自身のためです。
大切なのは、合理的に考えた上で、最終的には「好き嫌い」で判断することです。
会社とは違って、自分の人生では誰かに説明する責任はありません。合理的な思考でリスクや結果を把握しつた上で、最後は自分の心が「好き」と思う道を選ぶ。
そしてその結果について自分で責任を負う。
それが、人生を自分の手に取り戻すということ。
合理的な考えは、あくまであなたの「好き嫌い」を支えるツールです。
もし、今の選択に迷っているなら、まずは合理的に考えてみてください。
どんな結果が待っているか、紙に書き出して整理してみましょう。
あなたの人生を応援しています。