苦手克服?

こんにちは。
人生を自分の手に取り戻したい人のためのライフコーチ、岡本です。
このブログに訪れてくださり、ありがとうございます。

今回は、「苦手なこと」についてお話ししたいと思います。

あなたには「苦手なこと」はあるでしょうか?
私にはたくさんあります。
例えば、大勢の前で話すこと、周りの人に合わせること、社交的に振る舞うことなどです。
以前の私は、これらの苦手なことを克服しようと必死に努力していました。
「他のことができても、これができないと結局意味がない」と自分を追い込んでいたのです。

あなたにも、「苦手なこと」を克服しようと頑張った、そんな経験はないでしょうか?
私たちは子どもの頃から、「苦手なことは克服しましょう」と言われ、「苦手をなくすこと」を目標に多くの時間と労力を費やしてきました。

でも、本当にすべての苦手なことを克服しなければならないのでしょうか?

確かに、克服すべき苦手なこともあります。
でも、それは「やりたいこと」を実現するために必要な場合に限られると思うんです。

例えば、あなたがテニスをしていて、「大会で上位に入りたい」という目標を持っているとします。
でも、バックハンドが苦手だとどうなるでしょう?
試合中に相手はその弱点を徹底的に攻めてくるかもしれません。
結果、勝つことが難しくなり、目標に近づけなくなってしまいます。
この場合、「テニスの大会で上位に入る」というやりたいことのために、バックハンドを克服する努力が必要になります。

つまり、「やりたいこと」がまず先にあって、それを達成するために苦手を克服する。
この順番が大事なんです。
苦手なことを克服する努力は、やりたいことを叶えるための手段であって、目的ではありません。

しかし、私たちは、つい「苦手をなくすこと」に目を向けて、それを何とかしようとしてしまいがちです。
「大勢の前で話すのが苦手だから話し方スクールに通った方がいいかな」
「自分は社交的じゃないから人に慣れるために毎日知らない人に話しかけよう」。
などなど。

でも、ちょっと待ってください。
それは、本当にあなたの「やりたいこと」につながっているんでしょうか?

もし、「自分の能力を活かせていないな」「苦手なことばかりに時間を使っているな」と感じているなら、一度立ち止まって考えてみましょう。

  • あなたが本当にやりたいことは何ですか?
  • そのために必要なスキルは何ですか?
  • 今取り組んでいる「苦手の克服」は、それにどうつながっていますか?

例えば、私の場合、「大勢の前で話すこと」が苦手ですが、一対一で人会話をするのは苦ではありません。
それに気づいてライフコーチとして一人ひとりと向き合う仕事に踏み出すことができました。
無理に苦手を克服するよりも、自分が苦ではないことを選んだ方が道が開けていきます。
苦手なことがあってもいいんです。それよりも、「やりたいこと」を明確にして、そこに向かって進むことに集中しましょう。

あなたの人生を応援しています。

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