「ムード」と「エネルギー」を意識して聴く

こんにちは。ライフコーチの岡本です。
このブログを訪れてくださり、ありがとうございます。

あなたは相手の話を聞くことが大切だとわかっていて意識しているのに、「本当に聞けた」という実感が持てないことはないでしょうか。
そんなとき、話の内容を理解することに集中しすぎて、相手の感情を感じられていない可能性があります。

今回は、相手の話を聴くときに意識すると良いポイントをお伝えしたいと思います。
これは、Charls Duhigg著『Supercommunicators』で紹介されていた方法で、私が実際に試して効果を実感したものです。

相手の話を聴きながら話の内容だけでなく、相手の感情を理解するのは簡単ではありません。
時には、相手本人でさえ自分の感情を把握できていないこともあるほどです。
そこでおすすめしたいのが、相手の「ムード」と「エネルギー」を把握し、それに合わせて聞く方法です。

ムード: 相手の様子がポジティブかネガティブか
エネルギー: 相手の状態が高いか低いか

この2つを組み合わせると、相手の感情を4つの状態に分類できます。
具体的には、下の図のようになります。


ムード
ポジティブ
ネガティブ
エネルギー
高い
陽気、熱狂的、喜び、わくわく
怒り、憤慨、攻撃的
低い
至福、幸福、感謝、満足
不満、失望、いらいら、機嫌が悪い、落胆

相手の感情を正確に理解するのは難しいですが、この4つのムードのどれに当てはまるかを見極めるのは比較的簡単です。
たとえば、「ポジティブでエネルギーが高い」のか、「ネガティブでエネルギーが低い」のかを観察してみてください。
相手のムードがわかったら、自分もそのムードに合わせて話を聞いてみましょう。
こうすることで、相手は「自分の感情を受け止めてもらえた」と感じ、共感が生まれます。

ただし、状況によっては相手と同じムードになるのが適切でない場合もあります。
たとえば、相手が「怒り」を自分に向けてきたとき、同じように怒ってしまうと火に油を注ぐことになってしまいます。

そんなときは、「相手はこのムードにあるんだ」と理解するだけで十分です。
冷静に受け止めることで、コミュニケーションが険悪になってしまうことを避けられます。

まずは意識することから会話のときは、まず相手が4つのムードのどれにいるかを意識してみてください。
それだけでも、相手とのつながりが深まるはずです。

あなたの人生を応援しています!

 

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